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イタリアいなかまち暮らし

イタリアいなかまち暮らし

家電

家電

洗濯機
日本のと違ってドラム型。洗濯機置きがいらないので、どこにでもおける。ちゃんと取り付けているものは洗濯機から出ているホースが排水管につながれている。そうでないものは浴槽やシャワートレーや洗面台などにホースの先がそのまま水を放出するように突っ込まれている。

たいていのドラム式は中を眺められるのでちょっと楽しい。しかし日本のは水の中でじゃばじゃば洗って気持ちいい気がするが、ドラム型は水が少なくてドラムが回るたびに洗濯物が漬かったり上がったりする。最初はそれがきれいにならないような気がして嫌だったが、よく考えると手洗いする時だって少ない水に洗剤を濃い目に入れて洗ってもちゃんときれいになる。しかしすすぎは少ない水では無理で、泡が残ったりするので洗剤を入れる口から水を足したり、もう一度すすぎまでまわしたりする。

そしてうちの洗濯機は日本のと比べるとかなり時間がかかる。洗いの時は回っては止まり、回っては止まりで、付け置きながら回し洗いという感じ。排水のときも排水ホースが高い位置にあるのでポンプで排水を送っているのか、ごぉんごぉんといいながら時間がかかる。他にもよくわからないアイドルタイムが多い。台所にあるので朝コーヒー牛乳を飲みながらぼけーっと眺めているうちに、なんだかちょっと働いては一服、また働いては一服するイタリア人の労働者みたいだなあという感じがした。
まあ任せておけばいいので気にならないが、一回の普通コースで1時間半。洗濯物が多くて汚いときに2度洗いしたり、さらに泡がなくなるまですすぎに戻して繰り返しているとあっという間に3時間になる。

電子レンジ
付いている貸家など皆無。一般家庭でも置いている家は少ない。残り物の暖めなおしはあのでかいオーブンかなべでしている模様。カフェラッテなんかもめったに飲まないようだ。
ただ家電屋ではごく普通に売っている。ウチではELDOで50ユーロのを買った。

オーブントースター
これも善良なイタリア市民(?)には不必要なもの。スーパーで17ユーロで買った。これでウチにはでかいオーブン、電子レンジ、オーブントースター、とイタリアの小さい安貸家にはありえないようなものがそろった。でもパンをトーストするのにオーブンじゃでかすぎるし、クロワッサンやイタリアの普通のパンは食パン用トースターじゃできないので。



掃除機
一般的にお年よりや学生は持っていない。タイル張りなのですべて箒で掃除済ませちゃうから(もちろんその後モップ)。ウチもわりと小さいんだけど、私はやっぱり掃除機のほうが好き。箒だとほこりが先っちょにかたまってくっついていらいらする。
相方のタイル張りでしかも小さい家に掃除機は必要ないとの主張と、引越しするからあんまりいろいろ買い込みたくないという自分の思いに押されて一年ほど掃除機なしで我慢してたけど、やっぱり買いました。たしか35ユーロぐらいだった。思い悩んでたわりにあっけない値段だな~。


テレビ・テレビ局・衛星放送
テレビは安借家には付いていない。アンテナはたいてい付いている。
しかしモリーゼだけだろうか、電波が非常~に悪い!!ウチだけでなくどの家にお邪魔したときも、2、3局ほどはまったく移らず、映るものもいまいち画像の質が悪い。
そこでパラボラと受信機を買ってみた。日本の衛星放送と違って、ひとつの衛星をキャッチすれば1000局強が受信できる。スクランブルされていない、つまり無料のはそのうち300局ほどであろうか。
その衛星の名前はHOT BIRD。イタリア、ドイツ、フランス、スペインの多くの主要テレビ局や地方テレビ局、世界各国のヨーロッパ向け放送が受信できる。

JSTVという日本のヨーロッパ向け放送も入っているが、NHKニュースとクローズアップ現代の時間になったらスクランブルが解除されて、それ以外は有料。民放の人気番組とか、NHKのドキュメンタリーや教養番組をやっているもよう。(月6000円ぐらいだそうです。1局ですよ。払いますか?英訳も付いていないんですよ。)
中国のCCTVや韓国のARIRANG TVという局は無料で見られてしかも全部英語番組か、元の番組に英訳が付いているもの。内容も文化的(少々自国宣伝的だが)でなかなか面白い。

それに比べてNHKで英訳が入るのは一部のニュースでの同時通訳のみ。しかも通訳が時々、「あ~・・」とか「う~・・」とか言うので聞きとりづらい。

イタリアの全国放送は1~6チャンネルすべて受信できる。画質はとてもクリアでいい。たまに他の人の家で地上波を見たりしても、やっぱり画質が非常に悪く、衛星との違いがはっきりしている。ウチのテレビはもう10年ものだというのにだ。
しかし衛星のイタリア局放送はなぜかたまに映画をスクランブルする。これがなければ最高なのだが。地上デジタルにも期待したいがなんせカンポバッソで開始されるのがいつになるかわからない。


(おまけ)ドリルとネジ
ドリルがひとつあれば棚を取り付けたり、室内に物干し紐を取り付けたりできるから便利。イタリアではネジ穴は結構許される(ただし100%は責任もてないので大家に一応聞いてみよう)。
ところでネジを買うときの注意だが、壁は木と違って硬いのでそのままのネジをホールドしてくれない。ネジと一緒に合わせたサイズのネジホールダー(日本語でなんていうか知らない)を買わなければならない。これをまず穴に差し込んでからこの中にネジを入れる。これはやわらかいプラスチックでできている。ネジを回しいれると、たわみで真ん中が膨らんで穴の中でしっかり保持するようになっている。こんなものは見たことがなかったのでうまくできているなと感心した。


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